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星蓮船でプチ出演を果たした我らが魔界神のモチーフになってそうなものについて。


1)ダンテの『神曲』

氷原の広がる『怪綺談』の4面がコキュートス。
6面がパンデモニウムから、怪綺談のイメージの根底に『神曲』があるのは間違いない。
さらに神綺の六枚翼はルシファーのトレードマークであるし、前半は白、後半は黒のビジュアル的変化は、ルシファーの堕天前、堕天後と解釈できると思われる。

ここで、ルシファー≒神綺ならば、神綺もまた『堕とされた存在』なのか、という興味深い疑問が出てくる。

「魔界にあるものは全部作った」と豪語する神綺だが、つまり魔界というのは元々は牢獄のようなもので、神綺はそこに幽閉された存在であるという可能性だ。
この場合、幽閉された理由は、まさにその「全部作れちゃう」能力の所為で、たぶん神綺より偉い神様(唯一神様)の怒りに触れて、氷漬けの世界に放り込まれたというのはどうだろう。神の横に並び立つ程神々しい存在でありながら、結局、追放されたルシファーのイメージと一致すると思うのだけども。

そもそも悪魔と呼ばれる存在は、異教の神(つまり非キリスト系)であるばかりに貶められたのが殆どである。
本邦においても、土蜘蛛や鬼などの土着系の神々は、妖怪とされている。
東方においても、諏訪子などその典型で、「中央の神」である神奈子から見ればさぞや妖怪的な存在だろう。
実際、神様と妖怪の境界線というのはそんなにはっきりとしたものでもないようだし。

本来「まつろわぬ存在」である神綺が、幽閉先で好き勝手に神様をやっているアイロニーというのは、ひねた展開の多い東方のストーリー的にもまぁ面白いのではないだろうか。



2)メガテンのべリアル

べリアルは赤い。
そして、アリス(メガテンの方の)の作り主である。
神綺が赤い理由はもしかしたらこの辺にあったりするのだろうか。

余談だけども、『求聞史紀』の記述を満たしつつ、アリスが魔界出身である理由を説明するものとして、「アリスの正体は、魔界に紛れ込んできた人間の少女の死体を復活させたもの」という説がある。
たぶんこれはメガテンのストーリーとごっちゃになって生まれた珍説だとは思うけど、もちろんそれを否定する材料はないのだから、それはそれでオーケーというきもしないでもない。
というか『怪綺談』のアリスの二つ名が意味不明過ぎる。「死の少女」ってなんなんですか。お年頃が興じて、ノリと勢いでちょっと痛い目の名前を名乗っちゃったとかそんなのなのかしら。


3)『鏡の国のアリス』の赤の女王

この人も赤い。
アリス・マーガトロイドの元ネタの元ネタが『不思議の国のアリス』なので、その連想から。
ただこれだと、アリスが赤の女王にチェックメイトしないといけないので、あまりぴったりなモチーフとはいかない。
ただし、『鏡の国』には赤の騎士が出てくる。女王を守る赤い騎士。
なんだか夢子ちゃんっぽいぞ。そうか、夢子ちゃんは神綺様を守る赤の騎士だったのか。
と強引に解釈してみる。


4)アイヌ系

アイヌの神話に、アペ・フチ・カムイというのが出てくる。
ウィキペディア曰く、「火の神で、老女の姿をしており、6枚の衣を身に纏い、手には黄金の杖を持っているとされる
ギリシャ神話でいうプロメテウス的な存在ですね。

神綺の着てる服の袖の模様が、アイヌ文様っぽいという話も聞いたことがあるのでそこからの連想。
しかしこれはまぁ偶然である可能性は高い。



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 某同人ショップにふらーっと入ってみると、最後の一個だった。
いかん・・・いかん!危ない危ない。

今回は、霊夢の立ち絵が歪みねぇのですよ。

 あちこちでネタばれ解禁っぽいので。

巨大ロボット『グラン=ギニョル』や『ビッグ・シャンハイ』は出ない、と思ってたら、ゴリアテ人形ってのが出て来てしまった。
黄昏は同人ノリでノリノリだな!と思ったら、黄昏はそもそも同人サークルな訳で。
アリスのテーマ曲がグリモワールオブアリスだったのにも感涙。
星蓮船の魔界復活とあわせて、怪綺談スキーの私歓喜。

アリスがヤンデレるとか、霊夢が鬼巫女化とか、早苗さんの常識がパーンとか、巷の二次設定がリバースエンジニアリングされてて、色んな意味で酷い事になってますが、いいぞもっとやれ。

あと「ぼくらの非想天則」が熱い。なんだあれは。
思わず赤いボタンと青いボタンを押してゴーフラッシャーしそうになった。

さらに「信仰は儚き人間の為に」がどっかの風の魔装機神みたいなアレンジされてて、これがなんというかまたツボ。
「ケロティックバスター」とか「オンバシラー、フルーツ常識破り」とか「サナエフラッシュ」とかそういう訳ですね。はいはい。

という話を弟にしたら、全く通じない。
どういうことなの…。

 むろんコミケになんていけない私は、家で当該スレのネタバレを見ながらニヤニヤするしかないのであった。

絶対正義!


 黄昏公式に何かきたけどー!?

名前だけはどっかで見聞きしてたんだけど、同人サークルの作品かなと思ってました。黄昏もまぁ同人サークルに違いは無いのですが。
東方シリーズ12.3弾と公式ナンバリングされとりますなぁ、ほっほー。
サブタイトルが『超弩級ギニョルの謎を追え』ですよ。なんかアトラスのライドウシリーズと同じ匂いを感じますね。架空の大正浪漫的な。

公式アナウンスでは、早苗さんとチルノと美鈴が出てくるらしいです。
で、常識にとらわれない我らが早苗さんがロボット探しに行く、というストーリーなのです(適当)
このロボットが『超弩級ギニョル』なのかもしれない、と思うのは当然として、ギニョルつったらアリスじゃね!?的な連想から、アリスの開発した超巨大ロボット『グラン=ギニョル』とか『ビッグ・シャンハイ』とかが出てくるそういうストーリーなのではないかとか妄想する訳ですが、たぶんそうではない。

どうでもいいですけど、學天則という和製オートマタがかつて本邦に存在しました。ドイツに売却して行方不明になりましたが。
早い話、荒俣先生の『帝都物語』に出てくるアレです。
非想天則というタイトルは、緋想天と掛けつつ、樂天則という幻想入りした機械を匂わすそういう素敵な仕掛けになっているのではないかとか思ったり、思わなかったり。

最近の東方って、割とSFっぽくなって来たよね。核融合しかり、UFOしかり。
昔っからそういう要素はあったんだろうけど、Win三部作から入れば、東方=妖怪わんさかの日本の辺境というイメージが植えつけられるのもむべなるかな。
でも、本来はもっと、西洋的なイメージがあるんでしょう。「蓬莱人形」のブックレットとか眺めている限りでは。
しかも現在の西洋、じゃなくて、明治時代くらいの日本人が持っていた<西洋>という概念。一部胡散臭さを伴った、科学と非科学が同居していて、万華鏡を覗くような不可思議ワールド、みたいな。それこそ明治十七年の上海租界的な。
という風に考えると、色彩豊かだなぁとか改めて感心してしまうのです。東方の世界観が、とかに限った話じゃなくて、日本人の感性とかが。で、明治、大正時代って色んな意味で幸せだったんだろうな、とか現代日本人である私は勝手に思っているわけですよ。実際はどうか知りませんが。

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